裏風俗ぶらり旅

#42 甲突町(鹿児島県)

日本全国を旅する風俗評論家・岩永文夫氏が各地の裏風俗や温泉、酒、うまいもの、観光地などを紹介する旅情いっぱいのコラムです!

#42 甲突町(鹿児島県)

#42 甲突町(鹿児島県)

あまり紹介されない鹿児島のフーゾク

日中の天文館本通りアーケードの様子

日中の天文館本通りアーケードの様子

鹿児島という町は、フーゾクの情報に親しんでいる記者にとって、かなりユニークな町だと日頃思っている。
もちろん、これだけの規模の町(県庁所在地でもある)なのだからソープランドやヘルスといった表フーゾクは確かにあるし、チョンの間や町から少し離れた市比野(いちひの)にはニッポンで最もハードなサービスをしてくれるメイドさんなどの裏フーゾクも揃っている。

それなのに、フーゾクの話しで鹿児島が取り上げられるとしたら、何故か町で一番の繁華街の天文館付近のデリヘル、以前ならホテトルぐらいなもの。まして酷いのは、全国フーゾク特集などという企画物になるとスッキリ無視されてしまうことが多いのだ。熊本、宮崎ときて、いきなり沖縄に飛んでしまったりする。フーゾク紹介記事では、時々スッポかされてしまうユニークな町なのである。

甲突町(こうつきちょう)のチョンの間には時々ビックリするようなメッケものがいる

ところがギッチョンであって、鹿児島ほど面白い遊び場所がある町も、全国でこれ少ないのである。ひょっとして、この状態をアナ場というのかもしれない。そこで今回は一つだけ御当地の裏フーゾクを紹介してみよう。

話は、新港近くの甲突町のチョンの間街である。とは言っても、この辺りその昔は遊郭であって、昭和三十三年に売春防止法が施行されるまでは大いに流行った色街だった。それがソープと、いつでもお姐さんのいる旅館街(これをチョンの間という)に変わって、しばらくの時期は良かったけれどいつの間にか客離れが進んでしまい、今では、かつて十軒ほどあったソープも半数以下に減ってしまい、旅館のほうもかなり少なくなった。

御当地の裏フーゾク「旅館」

御当地の裏フーゾク「旅館」

しかし、ソープはさておき旅館利用のチョンの間については、現在でもなかなか楽しめるのである。というのもご当地の裏フーゾクの女性従業員には地元のコがそれなりに紛れ込んでいて若い子もいるのである。ただし、他所の土地と同じく、あくまでも中心勢力はアラフォー、アラサーの方々であることに違いはないけれど。

時として何でこんなコが居るの?というコが居たりしてビックリ。ある時に出会った女の子などは、その後偶然にも、天文館のデリヘルで再開し、さらには吉原のソープで再々会した。当然のこととして記者は彼女の馴染となって、吉原の店には一時足繁く通ったものだ。余談ながら。

御当地の裏でも特別に面白いのは甲突町のチョンの間だ

さて、甲突町とは何処にあるのかというと鹿児島新港の近くの甲突川沿いにある元遊郭地区であって、天文館から歩いて二十分足らず、タクシーだとほんの数分で行けるところにある。
街の感じは静かな住宅街といった感じで、その昔を知らなかったら遊所だとは気がつかないかもしれない。何しろ日が落ちてしまったら、大通りから一本なかに入った一帯は真っ暗とは言わないまでも、かなり暗いのである。そこに数軒のスナックの明かりがついていて、かろうじて色街を照らし出している。

現在は、外観上スナックの形をとっているチョンの間と、旧来の旅館形式のチョンの間がある。料金は、どちらも1万3000円から1万5000円の間で、この十年以上変わっていない。ただしチョンの間ならではの特長で、ポン引き氏との交渉次第では料金が流動的なのだ。つまり上手く意思が通じればディスカウントだってあり得る。

そして、こちらのチョンの間は事を行う場所については、最寄りの店の二階の場合と、外に出て近くのホテルで、という二つのパターンがある。外だとホテル代が必要なこともあるから注意しよう。
ここで大切なのは、はたしてどの店がチョンの間店なのかの見極めである。これの判断は部外者だと、かなり難しい。蛮勇を振り絞り「エイッヤッ!」と見当をつけた店内に飛び込んで、しかるべき店かどうかを見つけるのも楽しいが、この手が煩雑に過ぎると思うのなら、街のポン引き氏か事情通のタクシードライバー氏にでも聞いてみよう。

御当地は、食べ物でも焼酎でも美味いものが目白押しなのだ

ところで記者は鹿児島に行ったら、いつでも街へ出掛ける前に必ず腹ごしらえをして、下地も作ってから出かける。なにしろ鹿児島には、食べ物にしても、酒特に焼酎にしても格別に美味いものが多いからである。

食べ物で記者が好きなのは、鳥さし、モモ焼きといった地鶏の料理。それと、カツオ、きびなご、それに他所では泥臭くて食べることもしたくないようなボラも錦江湾で獲れるそれは刺身で食えるのだ。

焼酎は、何と言っても「伊佐大泉」が旨いのである。この「伊佐」の付く焼酎には伊佐錦、伊佐舞、伊佐美と幾つかあるのだが「伊佐大泉」が出色(しゅっしょく)である。というのも十年以上前にもなるのだが某酒造の酒の造り手である杜氏が、大泉に移籍したのである。以来、伊佐地方というか大口市の焼酎は大泉がピカ一になった。それも知らずに昔のブランド名で法外なプレミアムをつけて十年以上も前の酒を飲んでいる悲しい人たちが地元にもいる。ちょいと遊びの話から逸れてしまったが悪しからず。
ともかく、鹿児島の裏フーゾクにはイロイロと面白くて楽しい何かが隠れているのだ。

焼酎「伊佐大泉」

焼酎「伊佐大泉」

岩永 文夫

岩永 文夫

1948年東京生まれ。風俗評論家。音楽雑誌「新譜ジャーナル」(自由国民社)編集長を経て、80年代より夕刊紙、 週刊誌などの風俗評論で活躍。著書:「フーゾク進化論」(平凡社)、「フーゾクの経済学」(ワニのNEW新書)など。

◆著書紹介

フーゾク進化論 岩永 文夫(著)

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戦後60年、大きく進化し続ける「フーゾク」の歴史を、取材をもとに縦断的に紹介。

フーゾクの経済学―欲望産業の原価がわかる本 岩永 文夫(著)

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女の子や経営者の取り分はどうなっているのか、高級店と大衆店のサービスの違いは何か、芸者の時給3714円は高いか安いかなど、フーゾクに絡む経済のすべてを紹介。

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