裏風俗ぶらり旅

#10 町田(東京都町田市)

日本全国を旅する風俗評論家・岩永文夫氏が各地の裏風俗や温泉、酒、うまいもの、観光地などを紹介する旅情いっぱいのコラムです!

#10 町田(東京都町田市)

#10 町田(東京都町田市)

東京と神奈川の境に発達したちょんの間ゾーン

関西地区を除いて、いまやニッポン全国かつて在った“ちょんの間”は殆どが壊滅への道を進んでいるようだ。
と思っていたら、とんでもない!皆さんそれぞれにその土地でお仕事にグァンバッているのだ!それもかなり精力的にである。

旧たんぼ(以前のちょんの間街)は、現在ではペンペン草の生える駐車場に

旧たんぼ(以前のちょんの間街)は、現在ではペンペン草の生える駐車場に

都心を離れること小田急線で新宿から30分ほどで町田の駅に着く。 こちら、その昔には“たんぼ”と呼ばれる一大ちょんの間ゾーンが在ったのである。 何故こちらにそんな遊び場が出来て発展したかというと…。 街なかを流れる境川がクニャクニャと蛇行していて、行政上の区画をやたら複雑化していた。 こちらが東京都であちらが神奈川県かと思っていたら、いつの間にかその逆になっていたりして。 そこでフーゾクの取り締まりをやろうとしても、皆さん情報を得ては右に左に在所を変える。 どうにも面倒だから、結果そのままにしているうちに話を聞いて新手の業者までが参加してきて“たんぼ”の一画はフーゾク街になって広まってしまったという。 弁士中止!話は現在の町田でしょう!アッそうでしたね、今の町田が話のタネでした。

空き地になっても、女のコは元気!

それで御当地がどうなっているか気になっていたので出かけてまいりました。そうしたらビックリしましたねぇ。
ちょんの間街は、スッキリ消えてしまってペンペン草の生える空地になっているのに、ギャルの皆さんは元気にお仕事を続けているのです。それもチャイナ娘軍とヤマトナデシコ軍に分かれてはいるけれど、それぞれの持ち分に住み分けてチャイナ軍はホテル街のなかに、ヤマト軍はその手前の境川に架かる橋の近辺に、である。
で皆さんは、それなりに若かったりして。なかには記者好みの茶色のローファーに紺色のソックスいわゆる“コンソ”を履いて、チェックのミニスカに白のブラウス、そして細身のネクタイ、なんていう、いかにも女子高生のようなコもいたりして。思わずムフフのフとほくそ笑んでしまった記者なのである。

町田のホテル街

町田のホテル街

午後5時すぎにブラついていたら
「どうですか?」
「えっ、こんな時間から?」
「だって夜遅くは怖いもの」
「で、幾らなの?」
「イチゴーね。ベンキョーしときます。大サービスよ」とチャイナ娘。

“コンソ”のギャルはプロだった

そして7時半頃に今度は橋のたもとを歩いていたら、コンソのギャルがいたので
「幾ら?」
「2まんえん」
「安くなるのかい?」
「う~ん、イッてコミで2ね」
見た目は、いかにも清楚な女子高生風なのに、言うことはなんともプロっぽい!この「コミで」というのはホテル代も含んでの意味であります。参考までに。

チャイナ娘軍がいるホテル街のなか

チャイナ娘軍がいるホテル街のなか

おそらく彼女たちは“たんぼ”追い出され組ではもはやなくて、その後にやって来たアタラシ組なのだろうけれど、皆さんそれなりにお仕事をこなしているのだ。つまり“たんぼ”変じて“たちんぼ”になるの図とでも言えようか。 それにしてもフーゾクのお仕事って、しぶといというか元気というか。そう簡単には無くなりません。マジ凄いね。その生命力には感心してしまう。

“たちんぼ”にはしっかり値引き交渉をしよう

境川にかかる橋。ここにヤマトナデシコの“たちんぼ”が出ます

境川にかかる橋。ここにヤマトナデシコの“たちんぼ”が出ます

この“たちんぼ”というのは“ジカ引き”ともいうけれど、お相手をしてくれるネーちゃんなりオバさん、時にはオバアさんもいるのだが、彼女たちが直接話しかけてきて交渉をするフーゾクである。だからこの際、しっかりと交渉をして、なにかとディスカウントしてもらおう。それがまた、このジャンルの遊びの楽しみ方でもあるのだから。

それにしても二度と再び、あのメチャ風情のあった“たんぼ”が境川のほとりに復活することはないだろうが、それに代わる新しいフーゾクが既に町田の街の、それもすぐ近くに根付き始めているとはオドロキの一事でありました!

岩永 文夫

岩永 文夫

1948年東京生まれ。風俗評論家。音楽雑誌「新譜ジャーナル」(自由国民社)編集長を経て、80年代より夕刊紙、 週刊誌などの風俗評論で活躍。著書:「フーゾク進化論」(平凡社)、「フーゾクの経済学」(ワニのNEW新書)など。

◆著書紹介

フーゾク進化論 岩永 文夫(著)

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価格:¥840
戦後60年、大きく進化し続ける「フーゾク」の歴史を、取材をもとに縦断的に紹介。

フーゾクの経済学―欲望産業の原価がわかる本 岩永 文夫(著)

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価格:¥680
女の子や経営者の取り分はどうなっているのか、高級店と大衆店のサービスの違いは何か、芸者の時給3714円は高いか安いかなど、フーゾクに絡む経済のすべてを紹介。

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